難削材モリブデンの特徴と用途

金属のなかでも5番目に高い融点をもつモリブデン
その特徴と用途についてご紹介いたします。

1.モリブデンとは

 

モリブデンは天然では、二酸化モリブデンとして存在し、見かけは黒鉛とほぼ同じ鉱物です。
モリブデンは金属の中でも5番目に融点が高く、モリブデン純金属の融点は2610℃で、タングステン、タンタルについで高くなっています。展性、延性に優れて鍛造や圧延も可能な金属です。

2.モリブデンの特長

 

上記の説明の通り、モリブデンは高融点金属といわれる分類に属します。高融点金属とは、融点がプラチナ(1772°C)よりも高い金属のことで、高融点金属では、原子と原子がきわめて強いエネルギーで結合しています。融点が高いほかに、蒸気圧が低く、弾性率が高く、熱安定性が高いのが特長に挙げられます。また、モリブデン以外の殆どの高融点金属は熱膨張率が低く、密度が比較的高いのも特徴です。モリブデンはタングステンと周期表上で同族に属し、原子構造や化学的特性が似ています。両者とも熱伝導性に優れていることも注目すべき点です。ただし、モリブデンはかなり低い温度でも容易に展性を示し、その分、タングステンより加工が容易です。

 

3.モリブデンの用途

単体金属としてのモリブデンには用途があまりありませんが、その特性から、耐熱性や対称性に富む特殊鋼や特殊合金の添加金属として多用されています。また、電気抵抗も大きいためその用途は多岐にわたります。
金属材料としてだけでなく、石油脱硫触媒、防錆顔料、固体潤滑剤として用いられたり、半硬質磁性材料、耐熱セラミックス材料にも用いられ、非常に用途が幅ひろい金属のひとつです。
モリブデンは、融点が高く電気抵抗が大きい金属の中では、加工性が高いため上記のように幅広い用途で使用され使いやすい金属として重宝されています。
工具材料としてタングステン系合金よりも粘りが強いため、靭性を要する各種の切削工具、打ち抜き用パンチ、ダイに用いられています。

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以上のことからモリブデンはバランスの良い特性を持つ万能金属であると言われています。
万能金属であるモリブデンですが、その高硬度・高融点であるという特徴から加工が難しい難削材というものに分類されます。

難削材の加工についてのポイントは別コラムにて掲載しておりますのでこちらも是非ご覧ください。
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