難削材における加工の難易度

難削材と一括りでいっても、比較的加工の簡単なものから非常に難しいものまで多岐にわたります。
今回は難削材の種類ごとの難易度についてご紹介いたします。

難削材における加工の難易度

加工材料の、材質ごとの加工難易度は下図ピラミッドに基づきます。

ピラミッドの縦軸方向は、材料の削りにくさを、ピラミッドの横方向は、現場で適用可能な切削条件・工具寿命を示しています。 材料の被削性だけでなく、実際の現場での切削条件をどの程度まで上げられるかを事前に把握することが加工工数を見積る上でポイントになります。例えば、被削性の割に、想定した加工速度で進められず、予想以上に工数(コスト)がかかってしまうことも実際にあるので注意が必要です。

またグラファイトのように加工機を著しく傷める材質やマグネシウムのように発火の恐れがある材質、さらにアルミニウムやチタンなど粉塵爆発を起こす恐れのある材質もあるので注意が必要です。

難削材の加工条件

難削材を加工するためには、以下の4つの条件を備えている必要があります。特にピラミッドの上部の材質を加工するには条件がより厳しくなります。

①高い剛性をもつ工作機械

②質の良い切削工具とそれを扱う技術

③個々の材料により、ク-ラントの方法を変えることができるノウハウ

④最適な切削速度を選定できる技術

難削材加工のことなら、研削・切削加工コストダウンセンター.comにお任せください!

今回は難削材における加工の難易度について解説いたしました。研削・切削加工コストダウンセンター.comを運営する株式会社木村製作所では、タングステンや超硬、チタン等のあらゆる難削材加工に対応しております。当社は難削材加工のスペシャリストであり、また超精密加工のプロフェッショナルとして、難削材の高精密加工にも対応しております。長年蓄積してきた独自の難削材加工における知見と、産学連携によって開発してきた超精密加工に関するノウハウを合わせて、難削材の高精密加工に対応いたします。

また当社では、部品の粗加工・精密加工から、調達、表面処理、検査・測定といった加工の前後工程も含めて一貫対応しております。当社は、本社で工作機械部品や半導体製造装置部品といった精密部品の加工を行っており、ナノ加工研究所で超精密加工・仕上げ加工から品質保証の超精密検査を行っております。そのため単なる部品加工だけでなく、部品の一部に必要な超精密加工や検査・測定も一緒に私たちにお任せいただけますと、一貫して対応する分だけコストも抑えることが可能になります。

さらに当社では、お客様の過剰品質の設計を防止するために、研削・切削加工のプロフェッショナルとしてあらゆる角度からVA/VE提案をいたします。マイクロレベルはもちろんのこと、異なるノウハウが必要とされるナノレベルのどちらにも対応することができる当社だからこそ、最適な品質設計をお客様に提案することができます。

「材質は決まっているんだけど、本当に加工できる?」「こんな形状を高精度に加工してもらいたいんだけど…。」こんなお悩みにお応えすることができるのが、私たちが選ばれる理由です。

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