被削性指数とは?一覧から加工条件まで紹介!

被削性指数とは工作物の切削のしにくさを定量的に示す指標のことです。今回は、被削性指数の求め方や工作物の被削性率についてご紹介いたします。

被削性指数に関しては、別サイトの以下の記事もぜひご覧ください!

被削性指数率の求め方

被削性指数率は硫黄快削(AISI‐B1112)鋼を削り、一定の工具寿命に対する切削速度を100として、比較する工作物材料の同一工具寿命に対する切削速度を百分率で表すものです。以下の式で表されます。被削性指数が大きければ大きいほど、加工しやすい材料となり、逆に小さければ小さいほど削りにくい材料となります。

被削性指数一覧

下の表は代表的な工作物の被削性率を表しています。快削鋼を100とすれば、マルテンサイト系のステンレス鋼は55~40、チタニウムは30~20、インコネルXは15~6となります。

被削性指数が低い難削材を加工するための条件

被削性指数が低い難削材を加工するには以下の4つの条件を備えている必要があります。

①高い剛性をもつ工作機械

②質の良い切削工具とそれを扱う技術

③個々の材料により、ク-ラントの方法を変えることができるノウハウ

④最適な切削速度を選定できる技術

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