高まる難削材のニーズ

難削材の切削加工は非常に難しく、極めて高い技術力が必要です。
日本国内の産業における成熟化とグローバルな競争環境の進展から、その活用がより求められています。なぜならものづくりの高付加価値化を追求していけば、航空宇宙、原子力、燃料電池、ハイブリッド自動車など、より軽量・高強度・耐熱性の高い素材のニーズが高まるからです。そしてこれら素材の大半が難削材なのです。つまり国内製造業の競争力強化のためにも、難削材の活用が必要不可欠なのです。


今回は、難削材の使用例を一部ご紹介いたします。

難削材と航空機

航空機の軽量化は永遠の課題です。新型の機が開発される度に、軽量化が求められています。航空機の機体を軽量化するためには、機体の構造材を変更する必要があります。一昔前までは、アルミニウムが構造材の大半を占めていましたが、現在は難削材の代表例であるチタンや炭素繊維などの複合材料が多く使用されています。

難削材と自動車

現在、自動車業界は100年に1度の変革期に当たるといわれています。「CASE」と呼ばれる次世代自動車産業が勃興し、今後市場規模が拡大するでしょう。そのような技術の進化とともに難削材の使用部品が増加していく傾向があります。例えば、電気自動車には電極部品としてチタン合金等の難削材が使用されています。

難削材と医療機器

日本を含む先進国での高齢化と新興国での人口増加により、医療機器産業は今後の成長が見込まれています。手術用機器やインプラントにはチタン合金やステンレス合金等の難削材が使用されています。また、難形状品が多いため、難削材加工の高精度な技術が求められています。

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今回は難削材の高まるニーズについてご紹介いたしました。研削・切削加工コストダウンセンター.comを運営する株式会社木村製作所では、タングステンや超硬、チタン等のあらゆる難削材加工に対応しております。当社は難削材加工のスペシャリストであり、また超精密加工のプロフェッショナルとして、難削材の高精密加工にも対応しております。長年蓄積してきた独自の難削材加工における知見と、産学連携によって開発してきた超精密加工に関するノウハウを合わせて、難削材の高精密加工に対応いたします。

また当社では、部品の粗加工・精密加工から、調達、表面処理、検査・測定といった加工の前後工程も含めて一貫対応しております。当社は、本社で工作機械部品や半導体製造装置部品といった精密部品の加工を行っており、ナノ加工研究所で超精密加工・仕上げ加工から品質保証の超精密検査を行っております。そのため単なる部品加工だけでなく、部品の一部に必要な超精密加工や検査・測定も一緒に私たちにお任せいただけますと、一貫して対応する分だけコストも抑えることが可能になります。

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