ハイス鋼の旋盤加工におけるポイントをご紹介!

ハイス鋼(高速度鋼工具鋼)は、超硬合金、サーメット、コーテッド超硬合金といった硬質焼結工具と並んで、主要な工具材料のひとつです。
しかしながら、ハイス鋼はCO,W,MO,Crといった他の工具材料と同質の金属を用いているため、たとえ超硬合金で切削する場合でも、工具への溶着や切削熱の上昇に起因する切れ刃救い面の拡張磨耗が進行しやすくなっており、切削には注意が必要です。
今回は、そのハイス鋼における旋盤加工のポイントを紹介いたします。

1.加工におけるポイント

ハイス鋼は旋盤加工でよく刃物のチッピングトラブルを起こします。
ハイス鋼は表面が硬いので、加工条件を落とし、まず表面を加工します。その後に、条件を上げて残りの部分を加工します。
ドリル加工の場合も同様で、例えば90mmの穴を空ける際には、刃決めの15mm位は条件を落として加工し、残りの加工は1.5倍程度の条件で加工を行うことで、効率的な加工が可能になります。

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