5G関連部品とは?これから需要が伸びる部品とは?

2019年から国内でスタートし、これからさらに市場規模が拡大するとされている5G市場。では、そんな5Gで需要が高まる部品とは、どのようなものに使われる部品でしょうか。ここでは、5Gと、5Gに関連した部品、さらに実際に当社が製作した5G向け部品の事例をご紹介いたします。

5Gとは?

5Gとは、「第5世代移動通信システム」のことで、1G、2G、3G、4Gに続く無線通信規格のことです。ちなみにGはGenerationのGです。

5Gには主に「超高速通信」「超低遅延」「多数同時接続」という3つの特徴があり、今後様々な用途に使用されることが見込まれており、市場も大幅に需要増加と予想されています。

エリクソンのレポートによると、データの月間トラフィック量は2025年に約160EB(エクサバイト)にまで達し、そのうち45%は5Gによるトラフィックが占めるとされています。

また、5G市場の世界需要は、2020年では約8兆円の市場規模ですが、2030年には約168兆円となり、年平均でいうと約63.7%増加のペースで市場拡大していくとされています。

5G関連部品 一覧

そんな5Gですが、関連業界としては大きく「インフラ」「IoT機器」「ソリューションサービス」の3つに分類することができます。

インフラは主に基地局用アンテナや電子部品、IoT機器はスマートフォンを中心としたスマートデバイスやロボット、ソリューションサービスにはローカル5GやVR・ゲームなどのサービスが含まれます。

そして5G関連部品としては、以下のようなものがあげられます。

インフラ:基地局用部品、電子部品(コンデンサ、フィルタ)

IoT機器:スマートデバイス向け部品、ロボット用部品

ソリューションサービス:各種デバイス向け部品

 

しかしそれ以外にも、例えば5Gで多岐にわたり使用される半導体に関しては、半導体を作るための半導体製造装置も需要が高まるため、半導体製造装置向けの部品も需要が増加します。また、5Gにはセンサーも多く使用されるようになりますが、センサーの需要に合わせてレンズやディスプレイといった製品の需要も高まり、レンズ金型や金型部品の需要も増加します。

さらに製造装置だけでなく、きちんと5G規格に製品が対応しているかを調べるための、検査装置の需要もこれから増加すると言われています。

 

つまり5G関連部品とは、5Gデバイスとして使用されるデバイス・機器だけでなく、それらを製造する装置部品や、5G規格の検査用の設備の部品も総称されるものであり、これらの総計tとしてこれから大きく市場ニーズが伸びると予測されているのです。

5G向け部品の事例①:5G向け製造装置部品①

続いて、実際に当社が製作した5G向け部品を紹介します。

こちらは、精密切削加工が施された、5G向け製造装置部品①です。旋盤、フライス・研削・ワイヤーと多工程ですが、同芯度・振分け精度が0.005以内と高精度であるため、加工自体が困難な製品です。

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5G向け部品の事例②:5G向け製造装置部品②

こちらは、精密切削加工が施された、5G向け製造装置部品②です。全カ所の幾何公差が0.01以下と高精度であるため、加工自体が困難な製品です。

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