ネッキング(ぬすみ)加工によるR工数削減 その1
円筒研磨(研削)は旋盤加工をした後に精度を向上させるために行う加工のことです。
円筒研磨を行うことで製品の耐摩耗性が上がったり、抵抗が少なくなったりするので全体としてコストダウンにつながります。
今回は、円筒研磨の中でもネッキング(ぬすみ)加工によるコストダウン方法の1つをお伝えいたします。
Before
![before](https://machining-costdown-center.com/wp-content/uploads/2020/07/before-11-300x250.png)
段付き面の全面研削指示の場合、砥石の逃げがないと、段付き隅部にRが発生し、組立て時に問題が発生します。
After
![after](https://machining-costdown-center.com/wp-content/uploads/2020/07/after-12-300x250.png)
段付き隅部にネッキング(ぬすみ)と呼ばれる逃げを作ります。したがって大きい砥石で1度に研削することが可能となりコストダウンにつながります。
段付き隅部に逃げを作ることで、大きい砥石で1度に研削することが可能となりコストダウンにつながります。