精度要求の見直しによるコストダウン その6

フライス加工とはフライス加工は、旋盤加工の逆で、対象物を固定し、回転する切削工具によって削り出す加工方法の一種です。
前後左右に動く、対象物を固定した作業台と、上下に動く切削工具を組み合わせれば三次元的な動きが可能になり、様々な加工が行えます。

しかし、様々な加工ができてもコストが上がってしまえば元も子もありません。
今回は、フライス加工における精度要求の見直しによるコストダウン方法の1つをお伝えします。

Before

before

板厚が1~2mm台の場合、薄すぎてマシニングセンタだとワークのチャッキングが困難な為、治具作成などが必要となります。したがってコストアップの原因となります。

After

after

要求精度が100μm台であれば、レーザーでも問題無く加工が可能になります。したがって加工時間の削減となり、コストダウンにつながります。

要求精度が100μm台であれば、レーザーでも加工が可能になることでコストダウンにつながります。