チッピングの防止方法

加工者・加工業者にとって、工具の摩耗は避けたいものです。
今回は、内径端面を加工する際。チッピングの発生を防止する方法を紹介いたします。

Before

before

チッピングの主な原因は以下のものがあげられます。
・不安定な加工条件
・材種が硬すぎる/もろすぎる
・コーティングが厚すぎる(CVD、刃先のフレーキングにつながる)
内径ボーリングバーで内径端面を加工する場合には、センター穴の指示が無いとワーク中心部は回転ゼロに近づくため、チッピングが発生してしまいます。

After

after

センター穴を指示することで、ワーク中心部の回転ゼロを防ぐことが可能となり、その結果チッピングの発生を防ぐことができ工具寿命を延ばすができます。

内径ボーリングバーで加工をする際にはセンター穴を指示することでワーク中心部の回転ゼロを防ぐことができ、チッピングの発生を防ぐことができる。