精度要求の見直しによるコストダウン その3

フライス加工とはフライス加工は、旋盤加工の逆で、対象物を固定し、回転する切削工具によって削り出す加工方法の一種です。
前後左右に動く、対象物を固定した作業台と、上下に動く切削工具を組み合わせれば三次元的な動きが可能になり、様々な加工が行えます。

しかし、様々な加工ができてもコストが上がってしまえば元も子もありません。
今回は、フライス加工における精度要求の見直しによるコストダウン方法の1つをお伝えします。

Before

before

フラットな止まり穴は構造上、上図の様に2工程目でポケット加工が必要になってきます。コストアップの原因となりますので、必要がある場合を除いて極力避ける方が良いでしょう。

After

after

3工程には変わりありませんが、2工程目でポケット加工の必要が無くなり、結果としてコストダウンにつながります。

2工程目でポケット加工をする必要性をなくすことでてコストダウンにつながります。