精度要求の見直しによるコストダウン その2

フライス加工とはフライス加工は、旋盤加工の逆で、対象物を固定し、回転する切削工具によって削り出す加工方法の一種です。
前後左右に動く、対象物を固定した作業台と、上下に動く切削工具を組み合わせれば三次元的な動きが可能になり、様々な加工が行えます。

しかし、様々な加工ができてもコストが上がってしまえば元も子もありません。
今回は、フライス加工における精度要求の見直しによるコストダウン方法の1つをお伝えします。

Before

before

比較的小径の穴をエンドミルで仕上げる場合には、通常のエンドミルでは上図の様なネックが生じるため、エンドミル自体への追加工が必要になってきます。したがってコストアップの原因となります。

After

after

精度を要する部分は極力短くしておき、残りは遊び穴としておくことで、エンドミル自体への追加工が必要なくなります。したがってコストダウンを実現することができます。

精度を要する部分は極力短くしておき、残りは遊び穴としておくことでエンドミル自体への追加工が必要なくなり、コストダウンにつながります。