メッキ業者へのワーク吊り上げ指示によるコストダウン

熱処理とは、加熱・冷却により素材の性質を変化させる処理のことを指します。熱処理を行うことで、工作物の性質が変わり、結果としてコストダウンにつながることがあります。
今回は、熱処理を施し、適正な材料を選定したことによるコストダウンの方法をお伝えいたします。

Before

before

複雑形状のワークを何の指示も出さずにメッキ業者へ出してしまうと、吊り下げに使用するワイヤー線の跡がワークに残ってしまう恐れがあります。

After

after

複雑形状のワークをメッキ業者へ出す場合には、予め吊り下げ用フックのタップを立てます。

そうすることにより、ワイヤーを使用することなくワークを吊り上げることが可能となり、ワイヤー線の跡が残りません。こうした外注に出す場合にも適切な指示によりコストアップを未然に防ぐことが可能になります。

複雑形状のワークをメッキ業者へ出す場合には、予め適切な指示を出すことによりコストアップを未然に防ぐことができます。