ねじ部逃げ溝加工のR指定について

ねじは私たちの生活のあらゆるところで使用されています。
もし簡単にゆるんでしまうねじを供給してしまうと大事故につながることもあります。
今回は、ねじ加工におけるコストダウン方法の1つをご紹介いたします。

Before

before

ねじ部の加工を行う際は、ねじ切りバイトを逃がす為の溝を確保してから加工を行います。
しかし、逃げ部に必要以上に大きなRを要求すると、加工工数UPにつながり、コストもかかってしまいます。Rとは英語のRadiusの頭文字を省略したもので、半径という意味です。例えば、0.2Rは、半径0.2mmの丸みがついていることになります。

After

after

出来るだけ市販工具のノーズR(例R0.2 R0.4)指定の形状にあわせます。標準規格に合わせることで全体的なコストダウンにつながります。

ねじ部の加工を行う際は、バイトを逃がす為の溝を確保してから加工を行いますが、サイズを調整する必要があります。 標準規格に合わせることで全体的なコストダウンにつなけることができます。

>>ロッド先端ねじ部の加工による逃げ溝