内径溝形状の逃がしによる工数削減

加工者・加工業者にとって、無駄な工数の発生は避けたく、また減らしたいものだと思います。
今回は、内径溝形状の逃がしによる工数削減法を紹介いたします。

Before

before

垂直な溝形状の場合には、内径バイトから段付きバイトへのツールチェンジが必要となってくるため、加工工数が増加してしまい、コストアップの原因となります。 このような加工工数を削減し、コストダウンをするためには、内径溝形状の逃がしを付ける必要があります。

After

after

予め溝に15度~20度程度の逃がしを付けることによって、内径バイト1本で加工することが可能となります。そうすることで加工工数が削減でき、コストダウンにつながります。

垂直な溝形状の場合は、内径溝形状の逃がしを付けることにより加工工数が削減でき、コストダウンにつながる。