工具の摩耗を減らし工具寿命を延ばす方法
フライス加工とは、旋盤加工の逆で、対象物を固定し、回転する切削工具によって削り出す加工方法の一種です。
前後左右に動く、対象物を固定した作業台と、上下に動く切削工具を組み合わせれば三次元的な動きが可能になり、様々な加工が行えます。
しかしながら、切削工具もものであるため消耗し寿命を迎えてしまいます。
今回は工具の摩耗を減らし工具寿命を延ばす方法をご紹介いたします。
Before
![before](https://machining-costdown-center.com/wp-content/uploads/2020/08/c8137c983a769727004c0f26c7ec66b6-296x300.png)
工具が大幅に磨耗してしまう鋼を削るときの適正切削速度(150m/min)でやると、切削温度は約200℃も高くなる。これにより刃物に熱がこもってしまうため、刃物が大幅に磨耗してしまう。
After
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低速で切削を行うチタンを切削する際は、低速で切削(50~80m/min)を行うことで、切削温度の上昇を回避し、工具の磨耗を防ぐことができる
切削速度を50~80m/minで行うことで、工具寿命を延ばす。